〜 地域での導入事例 〜

・・明日の地域のために、よりよく考える。市民を育てるプロジェクト・ワイルド・・

【浜松市 中田島砂丘 : 内藤文子さん】

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毎年、アカウミガメが産卵に訪れることから、浜松市では、「浜松海岸のアカウミガメ及びその産卵地」を市の天然記念物に指定し、アカウミガメだけでなく、産卵地である静かな美しい砂浜の保護にも取り組んでいます。 今回は、海岸法制定50周年記念事業、「アカウミガメの来る浜辺〜遠州灘海岸を学ぼう〜」のお手伝いをし、国、県、市、企業の協働により、プロジェクト・ワイルドのファシリテーター、教師、自然保護活動NPO等とともに、海岸ウォッチングと「ウミガメの試練」を組み合わせた学習会を行いました。
子どもたちは、海岸ウォッチングにより、アカウミガメの産卵地である中田島砂丘が海岸侵食の危機にさらされている状況を目の当たりにし、さらに、「ウミガメの試練」を通じて、現実に起きているさまざまな環境問題と、その原因に気付きました。 海岸侵食対策を巡る議論では、行政や市民が各々の立場で異なる意見を主張することもありますが、ここでは、みんなが同じウミガメの立場になり、ニュートラルな気持ちで考えることができたようです。 プロジェクト・ワイルドには、近視眼的な視点でなく、地球全体という大きな視点で考えることを促す力があります。立場の異なる組織や個人、自然と人間をつなぐことができると感じています。 これからも、プロジェクト・ワイルド浜松の仲間とともに、より多くの人たちに、その機会を提供していきたいと思います。


〜 国営武蔵丘陵森林公園 〜

・・プロジェクト・ワイルドを使って、自然環境をより身近に感じよう!・・

【武蔵管理センター : 岡田恭子さん】
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森林公園には、里山というフィールドを活かしてその自然を体感するための多くのプログラムがあり、学校の遠足や総合的な学習の時間等、多くの学校や地域の団体に利用していただいています。 1日のプログラムは、学校の先生の学習の希望に合わせて、公園スタッフと相談しながら各々の希望にできるだけ即したオーダーメイドのプログラムをつくりあげます。公園内で伐採した竹を利用したコップ作りなど、里山を活かした様々な体験に加えて、プロジェクト・ワイルドを活用しています。 アクティビティ「オー・ディア!」では、鹿(ディア)を、森林公園に実際に生息しているノウサギに変更し、さらに身近に起きている自然界の現象としてより感じてもらえるように実際に落ちているノウサギのフンを観せるなどの工夫をしています。参加した子どもたちは、都会の日常生活ではあまり知る機会がない野生生物の世界に触れて、新鮮な驚きと関心を持つとともに、集中しながら楽しんでいるが伺えます。 雨天の場合は、野外の活動ができなくなりますが、そんな時でも室内の限られたスペースでできるアクティビティがあることや、参加者の年齢や状況にあわせてアクティビティを選べることができるのもプロジェクト・ワイルドが活用できる点だと思います。


〜 動物園・水族館での導入事例 〜

・・動物園・植物園でこそ、プロジェクト・ワイルド! 動物体験をとおして野生生物の意味を伝える・・

【広島市安佐動物公園 : 大丸秀士さん】
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2002年の完全学校週5日制を機に、小学生たちが土曜日を動物園で有意義に過ごす工夫がないものかと考えました。そこでプロジェクト・ワイルドのアクティビティを体験したり、動物を間近に見たりさわったりしながら進行する学習イベント<動物園であそぼう>を開発しました。午前中の3時間プログラムで、年3回ですが毎年継続しています。
プログラムも数本に増えました。カモフラージュのテーマでは、ススキの衝立を本物のトラの前に立てて、トラの模様がカモフラージュになっているかどうか確かめます。
その後でのかくれんぼ「ジャングル・ゲーム」では動物の適応がよく理解できます。またオオサンショウウオがテーマのときは、身近な川に生息するオオサンショウウオが河川改修によって、移動を妨げられたり、巣穴を失っていることを飼育係から説明してもらいます。このプログラムでは「オー・ディア」を<オオサンショウウオの結婚式>と名前を変えて実施し、すみか(巣穴)がないと卵を産む場所がなくなり絶滅の危機が訪れることを体験的に理解します。 <動物園であそぼう>のほかに、動物解説ボランティアの養成講座にもプロジェクト・ワイルドを採り入れています。解説ボランティアに野生動物をより深く理解してもらいたいのと、将来プログラムによる動物解説ができる人材を育成したいとの思いからです。


〜 島根県立しまね海洋館 アクアス 〜

・・遊びながら海の生き物の生態を知るとともに、私たちの暮らしが生き物に及ぼしている影響に気づく・・

【水族館学芸員 : 橋本慶子さん】
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主催事業「サタデースクール『自然で遊ぼう』」という1時間半の活動を実施しました。「海水浴はするが、砂浜で生物を見たことがない」という参加者に、浜辺で発見できる動植物とその観察の仕方を発見してもらったり、生き物の生態について学習してもらったりしました。 まずは自然のつながりについて人で作った知恵の輪をほどいてみたり、「つながり発見!生息地」を実施したりして学習しました。続いてビンゴゲーム形式で砂浜の自然を観察しました。 次に、島根県にはウミガメが産卵にやってくることを説明し、ウミガメの生態について実物資料を用いながら解説しました。そして「ウミガメの試練」を行い、参加者自身もウミガメの暮らしに遠からず影響を与えていることに気づき、具体的に何ができるかを考えていました。


〜 企業・学校でのエデュケーター養成講習会の導入事例 〜

【学習院女子大学 教授 : 品川明さん】

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私たちはヒトという動物です。 ヒトはヒトの生活をよりよくするにはどうしたらいいか考えます。 しかし、ヒト以外の野生動物が生きるためにはどのように苦労しているかなど動物の気持ちを理解しようなどとは考えたことがないと思います。 プロジェクト・ワイルドは楽しく、面白く、体当たりの体験活動を通して、普段経験できない野生 動物の立場になり、自分自身の心の中にどのような気持ちが生まれ、何を理解したかを感じる ことができるすばらしい教えを提供してくれます。 私は、学生たちにこのようなことを伝えるためにプロジェクト・ワイルドを授業で活用しており、より実践的な授業の展開ができています。

【日本自然環境専門学校校長:五十嵐実さん】
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私の所属している「日本自然環境専門学校」は自然環境保全科と環境教育科、園芸福祉科、環境インテリア科、環境福祉公務員科、自然環境研究科という学科を有する専門学校です。 プロジェクト・ワイルドは平成13年から現在まで学生に対してエデュケーター講習を実施してきました。学生は環境教育やワークショップの実施訓練として大変参考になっております。 プロジェクト・ワイルドは内容が科学的で、しっかりとしており、指導法が明確なので大変よいプログラムであると思います。学生も卒業後、社会で実践的に仕事で活用しております。

【文京学院女子高等学校教諭:入江祥史さん】

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プロジェクト・ワイルドは「何を考えるのか」ではなくて「どのように考え行動するか」を指導するものです。生徒が正しい知識・情報・技能・経験を身につけ、野生生物、人類、共有する自然環境を守るための正しい判断と責任を持って環境保護活動に参加することができるように作られているのです。 机上の勉強だけでなく、様々なアクティビティを通じて環境を考えますから、生徒たちは、勉強して資格を得た後に「自分たちはこのあと、どうするのか」という考えに自然と至るようになります。知識や思考を行動に結びつけることができる人材は、自分をプレゼンテーションする能力に長けています。そういった意味で、ただ勉強する以上の伸びが見られます。

【(株)NTTドコモ九州社会環境室:畑迫和之さん】
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(株)NTTドコモ九州『環境リーダー養成体験学習』にプロジェクト・ワイルドを活用しています。 (株)NTTドコモ九州では、社員の環境教育にマッチした"7つの概念"で構成されるプロジェクト・ワイルドを活用し、社内外で中核となる環境リーダーの育成に努めています。実際に自然と触れ合い、環境変化の気づきや環境保全の必要性を再認識し、エデュケーターの資格も取得できることから好評です。研修で修得した知識・技能は、社外での自然体験教室や地域ボランティア活動に活かされ、環境リーダーの積極的な参加が得られています。



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